BIRDMAN

history タイムラン オブ birdman

1999

ヤリ・クオスマは友人であるロバートとステインと共に、最初のウイングスーツのプロトタイプを作製。パトリック・デ・ギャルドン氏のウイングスーツを元に、3人で試行錯誤し、飛行テスト及び改良を重ね、生産準備に取り掛かる。ヤリは、ヘルシンキ(フィンランド)で、BIRDMANインターナショナル社(以下、BIRDMAN社)を立ち上げ、ロバートも参加。スロベニアの小さなスポーツ衣料品工場にて生産を開始。
BIRDMAN社は、世界初の量産型ウイングスーツBIRDMAN s.u.i.t.を発表、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、フランス、イギリス、そしてアメリカへ紹介。
ヤリはスカイダイバー達にウイングスーツの使用方法を教えるために「ファースト・フライト・プログラム」を開始。
このウイングスーツは英国BBCニュースで特集され、初めてBIRDMANがメディアに紹介。

2000

ヤリはアメリカでBIRDMAN Inc.を設立。米国BIRDMANの営業担当兼代表の“バード・ベイブ No.1”キンバリー・グリフィンと共に、このウイングスーツ、通称“Nylon Crack”(「ナイロン麻薬」=1度飛ぶとやめられなくなるため)をアメリカ中に販売。
ウイングスーツ第2弾GTIを発表。
BIRDMANインストラクター・プログラム(BMI)を開設、ヤリはBIRDMANチーフ・インストラクター第1号となる。この開設をきっかけに、ウイングスーツ飛行の楽しさが浸透。
PENTHOUSE誌にて5ページに渡りBIRDMAN社の紹介記事が掲載。

2001

ヤリが率いるウイングスーツ7人チームが約3キロメートルにわたる、ワッテン海に浮かぶ西フリースランド諸島のテッセル島からオランダ本土のデルヘンダーへのマルスディープ海峡の横断に成功。
BIRDMAN Pantzを発表。Pantzは空気を取り込んで膨らむことにより、より遠く、より速く飛行機や固定物より離れられる画期的なウエア。
ウイングスーツ第三弾SKYFLYERを発表。
新製品SKYFLYERはこれまでに樹立されたウイングスーツの飛行距離記録を全て塗り替えていき、他社ウイングスーツの原型となるモデル。

2002

ウイングスーツ第四弾CLASSIC Ⅱを発表、初代ウイングスーツBIRDMAN s.u.i.t.に取って代わる改良型モデル。
この年、危険なスタントに挑戦した二人のスカイダイバーが歴史に名を残す。
ハイパフォーマンス・パラシュートVelocity 84を使うベルギー出身のウラジミール・ペーサと、試作型SKYFLYERを着たヤリが空中で、パラシュート降下中のウラジミールの脚を掴み、史上初めてパラシューターとの空中ドッキングに成功。このスタントを数回繰り返し成功、偶然に出来た事ではないことを証明。
また、このスタントはSPORTS Illustrated誌にて紹介。

2003

アンジェリーナ・ジョリー主演の映画「トゥーム・レイダー2」でSKYFLYERを使用。劇中では、主人公とその仲間がウイングスーツを着て高層ビルから脱出し、パラシュートで着地。これによりにウイングスーツを世に広める。
SKYFLYER -3を発表。SKYFLYERモデルを扱いやすく改良し、さらに翼面積を増量。瞬く間に人気を得る。
FORBES誌にてヤリとBIRDMAN社を紹介。

2004

POPULAR Science誌にてヤリとBIRDMAN社の記事を特集、さらにウイングスーツのテクニカルディテールを解説。このカバー記事は5ページにわたり掲載。
BIRDMAN本社をヘルシンキに戻す。ユッシ・ホロパイネンをヨーロッパ販売総責任者として迎え入れる。
SKYFLYER -3 Specialを発表。ウイングスーツに初めて半剛性リブ・半硬質リブを組み入れる。翌年、このスーツが様々な世界記録を打ち破る。
FHM誌にてBIRDMAN社を掲載。

2005

画期的な新ウイングスーツPHIを発表。フレクシブル・ウイング、半硬質リブを搭載、テフロン生地を使用した美しい外観のスーツ。しかし、生産工程が難しく、わずか6ヶ月で生産中止。
PHIの失敗がPHIやGTIに代わる全く新しいスーツを作り出す、FIREBIRD。このスーツは初のオールラウンド・スーツで、ベテランフライヤーたちを納得させつつ、背面飛行という新しい飛び方が出来るよう、初めてバック・ベントを設置。瞬く間に人気スーツに。
アパレル・ライン、BIRDMAN Skyシリーズを発表。
BIRDMANスーツが2つの世界記録を樹立することに成功。
SKYFLYER -3 Specialを着用したスペインのBIRDMANチームがヨーロッパのイベリア半島とアフリカの北端を隔てるジブラルタル海峡の横断飛行に成功。これにより、ウイングスーツによる無動力飛行距離が約20.5キロメートルへ、無動力飛行時間(フリーフォール)が約6分へと記録を伸ばす。
ビザ・パルビアイネン氏がウイングスーツとジェットエンジンを利用して飛行するという行為に挑戦し、成功。この偉業を成し遂げたBIRDMANロケットチームの名は歴史に。Popular Mechanics誌にて記事を掲載。
MAXIM誌にてBIRDMAN社の特集を連載、世界各国版に紹介。
フィンランド最大の日刊新聞、HELSINGIN SANOMATにてMAXIM誌の記事を掲載。

2006

ジブラルタル海峡を横断したSKYFLYER -3 Specialを最大限にハイパフォーマンスを引き出した改良モデルSKYFLYER S6 “Gibraltar”を発表。また、人気スーツのFIREBIRDに半硬質リブを加えたFIRBIRD-Rも発表。
パフォーマンス・デザインズ社の専属パラシュートスタント・チーム、PD FACTORY TEAMがSKYFLYER-S6 “Gibraltar”を正式採用。
肩、肘、膝部分に取外し可能なプロテクターを内蔵したスーツIMPACTを発表。股下のウイングも取外し可能になり、飛行中でなくても着用可。
ノルウェーにてベース・ジャンプチーム、BIRDMAN B.A.S.E. TEAMを結成。
ドイツのコッホシュテット上空にて、ウイングスーツによる最多人数フォーメーション・ジャンプ記録(69名)を樹立。
ヨーロッパのトップ10名のスカイダイバーにより、BIRDMAN社の専属プロスタントチーム、「TOP GUN」を結成。
BIRDMAN International Ltd.よりBIRDMAN OY Inc.と社名変更。

2007

新型ハイパフォーマンス・ウイングスーツ、BLADEの登場。多くのメディアに取り上げられ、脚光を浴びる。
第3世代ウイングスーツ、BLADEを発表。高いオールラウンド・パフォーマンス性や多彩なフライト特性でスカイダイバー達の心を掴む。
BIRDMAN社、パラシュート産業協会(PIA)に加盟。
メディア・ハイライト:

  • ディスカバリーチャンネルが「スーパーヒーロー」ヤリ・クオスマの特集を放映。
  • 「ロケットマン」ビザ・パルビアネン氏が米カリフォルニア州で行われたディスカバリーチャンネル・スタントジャンキー・プログラムに参加。
  • BIRDMAN社スポンサー・アスリート、ルイジ・カニ氏が、新・世界七不思議の一つ「コルコバートのキリスト像」への接近飛行をS.6新型ウイングスーツにて成功、世界中の見出しを飾る。
  • BIRDMAN社製ウイングスーツが欧州ウイングスーツ選手権で、ハンガリー大会、ドイツ大会を制覇。

2008

新型ウイングスーツ5種類及び新しいアパレル・ラインを発表。ウイングスーツ・フォーメーション飛行で世界最多人数記録を樹立!
バルセロナで行われたのPIAシンポジウムにて、BIRDMAN社初のアパレル・ライン「BIRDMANストリートギア」を発表。
さらに、同シンポジウムにて、5つの新型ウイングスーツ(「TENGU」、「S.8、S.8-R」、「改良型FIREBIRD、FIREBIRD-R」、「S.6」、「BLADE」)も発表。
(9月にBIRDMANジーンズやその他のアパレル・コレクションを公認ディラー及びBIRDMANウェブショップにて販売を開始。
BIRDMAN主催のウイングスーツ・フォーメーション飛行で、最多の71人の世界記録を樹立、世界のメディアでトップニュースとして扱われる。
本年はBIRDMAN社が世界中のスカイダイビング雑誌のみならず、各メデイアにも数多く取り上げられた。

2009

BIRDMAN社設立10周年記念。また、72000人の観客の前で見事な航空ショー。
ヘルシンキ国際航空ショーにて、BIRDMANファクトリー・チーム「TOPGUN」がスタント飛行、72000人を魅了。
ウイングスーツ飛行が正式にスポーツとして認定。
ヤリ・クオスマがオックスフォードユニオン主催「This House would Live Fast & Die Young」 討論会にて、肯定側として招聘。
メディア・ハイライト

  • BIRDMANファクトリー・チームが各メデイアで(ザ・サン紙、デイリー・テレグラフ紙、デイリー・メール紙、24サタ紙)で紹介。
  • ヤリのインタビュー記事が4メン誌やGoFlying紙等に掲載。
  • フィンランドのテレビ番組「Salatut Elämät」の人気キャラクターがBIRDMANウエアーを着用。

2010

スカイダイビングとBASEジャンプからヒントを得て、BIRDMAN社“アビエーター・ヘリテージ・コレクション2010”をコペンハーゲン及びストックホルムの国際ファッション見本市にて発表。
最新ハイパフォーマンス・ウイングスーツ「BLADEⅡ」を発表。
2月よりBIRDMAN社ホームページ、及びロゴをリニューアル。